加齢と腸内細菌

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腸内フローラの細菌バランスは加齢とともに変化する

腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類で構成されていますが、
その比率は年齢によって変化していきます。

特に老年期以降、悪玉菌の比率が高くなってくることが知られています。

 

<胎児期>

妊娠中、母体の子宮内は基本的に無菌であり、胎児の腸内も無菌です。

 

<乳児期>

出産で母親の産道を通る際に、母親の腸内細菌にも感染し、出生して3〜4時間後の
乳児の腸内には大腸菌、腸球菌等が出現しはじめ、授乳開始により劇的に増加します。

出生したての赤ちゃんの腸内は、大腸菌、腸球菌、ブドウ球菌、ウェルシュ菌などの悪玉菌が多い状態です。

生後3〜5日後にはビフィズス菌など殆どの嫌気性菌が現れます。

劇的に腸内細菌が増えることにより、酸素の消費も多くなり、徐々に嫌気性のビフィズス菌が
優勢となっていきます。

生後4〜7日目には最初に登場した大腸菌や腸球菌等が減少するとともに、
母乳やミルクに含まれる乳糖をエサにするビフィズス菌が急激に増加して最優勢となります。

ちなみに、生後5日程度経つと、乳児の腸内細菌数は便1g中約1億個に達するそうです。

悪玉菌はこの段階で激減して以降、横ばいを続け、中年期迄はビフィズス菌を上回ることはありません。

(老年期には悪玉菌が優勢になることもあります)

尚、同じ産院で生まれた赤ちゃんには共通するビフィズス菌が存在していることが分かっています。

これは産院ごとに固有のビフィズス菌が生息していて、医者や看護師の手、器具等を通じて
乳児へ伝わっていると考えられます。

〜母乳とミルクによる違い〜

離乳するまでの間は、母乳育児の赤ちゃんの腸内は、ミルク育児よりビフィズス菌がはるかに多く、
急増して腸内細菌の95%以上を占め、 大腸菌や腸球菌はビフィズス菌の100分の1以下に減少します。

 

<離乳を終えてから〜成人期>

離乳を終え、離乳食が始まるとビフィズス菌の数は激減して10%程度になるとともに

日和見菌の割合が増えていきます。

そして3歳前後になると、ビフィズス菌は20%程度となり、腸内細菌のバランスは
大人とほぼ同じになって安定します。

以降は変化しながらも、基本的には善玉菌優勢のバランスで経過していきますが、
食生活や生活習慣、ストレスなどによって、人それぞれ腸内細菌のバランスは異なっていきます。

特に、ファストフードやスナック菓子を好み、肉類中心で野菜不足の食生活になりやすい
若い人や極端なダイエットをして便秘で悩んでいるる女性などは、腸の老化が進み、
腸内細菌のバランスを崩しやすいので、注意が必要です。

 

<老年期>

成人期を過ぎると加齢とともに悪玉菌が増えていきます。

老年期に入ると、ビフィズス菌等の善玉菌が減少し、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増加していきます。

健康な腸内に存在する善玉菌の割合は20%程度とされていますが、老年期に入ると10%程度に
減少する
といわれています。

また、腸内細菌の数そのものもかなり減少します。

健康な成人(23〜45歳)の便1g当たりに含まれるビフィズス菌の数は100億個程といわれますが、
60歳前後になると1億個程度に減少してしまうようです。

ただし、食生活や生活環境によっては、かなり個人差があります。

テレビの健康情報番組で長寿の島として有名な奄美大島の老人の食生活と腸内環境について
取り上げていましたが、食物繊維豊富な発酵食品を毎日食べている2人の100歳長寿の方の
便1g当たりに含まれるビフィズス菌の数が30億と100億といった驚異的な結果でした。

これは奄美大島の伝統的な発酵飲料ミキや粒味噌などといった、植物性乳酸菌を含む発酵食品や食物繊維を豊富にとる食生活やストレスのない気候や風土によるものと考えられます。

つまり食事や生活習慣、ストレスコントロールによって、いつまでも善玉菌優位な若々しい腸内環境を保てるということです。

腸内細菌のバランスが変わる以前の中年期からお腹の健康には気をつけていきましょう。

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