腸内フローラとは

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腸内フローラは腸内でお花畑のように生息する微生物の集団

最近、注目度が高まっている腸内フローラとは一体どのようなものなのでしょうか。

大腸には1000種類、100兆個という膨大な数の腸内細菌が生息しており、それらの細菌が草むらやお花畑のように種類ごとにテリトリーを持ち、密集して集団を作っている様子から腸内フローラ又は腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう〜叢とは草むらの意味)と呼ばれています。(最近ではミクロビオータまたはマイクロバイオータ(微生物相)などとも呼ばれています)

腸内フローラ

腸内フローラを構成する100兆の細菌の重さは合計すると約1.5s、仮に直径1マイクロメートルだとして1列に並べると、なんと地球2週半分の長さになるというから驚きです。

これだけの数の菌が腸に集中しているのは、殆どの腸内細菌が酸素を嫌う性質をもち(偏性嫌気性菌)、酸素の少ない大腸が生育していくのに適しているためです。

腸内細菌はお互いにテリトリー争いをして競合したり、協力し合ったりしながらて集団を作っていますが、ビフィズス菌のように長く定住する菌(定住菌)や2〜3日で体外に排出される菌(通過菌)がおり、腸内フローラに生息する菌は常に入れ替わっています。

(排出される便の約半分は腸内細菌だというから驚きますね。逆にいうと便が小さいと腸内細菌も少ないということなので、食生活などに気を使い、腸内フローラに生息する菌を増やすよう工夫しましょう。フローラの状態をチェックするためにも便の確認は大切です)

そして、排出される菌もある一方、腸内に残った菌は増殖して勢力を広げるなど、日々、腸内フローラの細菌バランスは変化しています。(菌との相性も滞在期間や定着率、勢力分布に関係しているようです)

このように腸内細菌が競合、共生しながら集団を作り、人それぞれ異なる固有の腸内フローラが形成されているのです。

昨今、この腸内フローラが人間の健康状態に大きな影響を与えている可能性が世界中の学者や医療関係者に注目されており、腸内フローラに関する様々な研究が進められています。

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腸内フローラ研究が医療に大きな変革をもたらす可能性も

最近ではNHKスペシャル「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」という、腸内フローラの特集番組が放送されたことにより、腸内フローラという言葉が一般にも広く知れ渡り、注目度が高まっています。

NHKスペシャル「腸内フローラ 解明!驚異の細菌パワー」が放送され腸内細菌の可能性が一般にも広く認知された

番組では世界中の研究機関で行われている腸内フローラに関する様々な実験によって確認された、腸内フローラに生息する腸内細菌の様々な働きや人体への影響力について紹介していました。

  • 無菌飼育のマウスを2グループに分け、一方に肥満の人の腸内細菌を移植し、もう一方に痩せた人の腸内細菌を移植した結果、痩せた人の菌を移植したグループには変化がなかったのに対し、太った人の菌を移植したグループのマウスは約1ヵ月後脂肪量が20%も増加した。

  • 更年期の女性に腸内細菌が作り出す物質(エクオール)を飲んでもらったらシワが浅くなった。

  • 台から降りる時間が遅い臆病マウスと降りるのが早い活発マウスの腸内フローラを入れ替えると、臆病マウスは降りる時間が早くなり、活発マウスは降りる時間が遅くなった。

  • メスに呼びかける回数が少ない、コミュニケーション能力の低いマウスの血液中から、腸内細菌の作り出す物質(4EPS)が発見され、その物質を取り除くと呼びかけの回数が増加した。。

  • 短鎖脂肪酸を作り出す腸内細菌を増やすと、インスリンの分泌量が増えた。

  • 健康なヒトの腸内フローラを移植(便微生物移植)することで、難病が数日で解消した。

  • ガンを引き起こす原因となる腸内細菌(アリアケ菌)や前立腺がんの予防効果が期待できる腸内細菌(ナッツ菌)が発見された。

など、肥満やアレルギー等の体質改善、糖尿病やガン等の病気予防、シワ予防等の老化防止、更にはうつ等の精神状態性格にまで、腸内フローラに生息する腸内細菌が影響を与えている可能性がある!という驚きの内容でした。

腸内フローラのバランスを整えることで便秘が改善すること多くの方がご存知だと思います。

またそれ以外にも、腸には免疫細胞や神経細胞が集中しており、腸内細菌が免疫系や神経系に作用して、免疫力を高めるアレルギー症状を軽減するといった効果は数年前から注目されていました。

しかし、腸内細菌にこれほどの可能性が秘められていたとは・・・。

ただ、腸内細菌の働きや種類については、まだまだ解明されていないことが多く、あくまで試験結果による可能性という話ではありますが、将来、「腸内フローラの解明が進めば、医療に大きな変革をもたらすのではないか」という期待は確かに高まりました。

実際、欧米では糞便移植の高い治療効果も確認されていおり(最新治療として日本でも臨床試験が行われているそうです)、腸内フローラの人間に与える影響力や可能性が最新医療の研究テーマとして最も注目されていることは間違いないといえそうです。

腸内フローラは人それぞれ異なる

腸内フローラを構成する細菌は人それぞれ異なる

腸内フローラを形成する細菌は

  1. 善玉菌(大腸に良い働きをする腸内細菌〜発酵)
  2. 悪玉菌(大腸に悪い働きをする腸内細菌〜腐敗)
  3. 日和見菌(善玉でも悪玉でもどちらでもなく、勢力の強い側に加勢する菌)

の3つタイプに分類されます。

また、人によって適した細菌が住み着き、繁殖していくため腸内フローラの構成は人それぞれに異なります。

つまり、善玉菌と悪玉菌と日和見菌に分類される腸内細菌の種類とバランスは個人個人で異なり、さらに免疫遺伝子や年齢、精神状態、食生活などの影響を受けて変化していきます

例えば、老化や、ストレス、抗生物質の服用等で免疫機能が低下すると悪玉菌が増加し、さらにその悪玉勢力に日和見菌が加勢するかたちで、腸内環境の悪化は加速します。

乳児が離乳期になると成人型の腸内フローラになり安定しますが、特に老年期に入るとビフィズス菌等の善玉菌の減少やウェルシュ菌等の悪玉菌の増加が顕著になり、悪玉菌優勢のバランスに変化していきます。 

腸内フローラ(腸内細菌叢)を形成する細菌のバランスが健康を左右する

チェック 悪玉菌優勢の腸内フローラは病気を引き起こす

悪玉菌優勢のバランスになれば、便秘がち、アレルギーを起こしやすい、風邪やインフルエンザに罹りやすい、ガンに対する抵抗力が弱くなる等、身体に悪影響を及ぼします。さらに、悪玉菌優勢の環境は日和見感染の原因にもなります。

腸内フローラのバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になると免疫力が落ち病気にかかりやすくなる

腸内フローラの環境が悪化し、異常な状態になると

  • 便秘や下痢になる
  • アレルギーがは発症しやすくなる
  • 炎症性大腸炎などの免疫異常の病気のリスクが高まる
  • 腸内感染症にかかりやすくなる
  • 大腸がんのリスクが高まる

など、病気を引き起こす可能性が高まります。

一方、腸内細菌は幸せ物質と呼ばれている「セロトニン」「ドーパミン」等を作り出し、
精神的な安定や気力の充実にも影響を及ぼす重要な働きをしています

ちなみに、腸内フローラのバランスがよい人の便はも形も良好で、特に量も多いものです。

便の量は健康状態の重要な目安ですが世界で一番立派な便をするのはメキシコ人。

日本人の3倍の食物繊維摂取量で知られており、実は世界一自殺率が低い国家というから驚きです。

また、お腹の中の細菌は雑多な菌の外部侵入によって活性化しますので、清潔に神経質過ぎると腸内細菌は育ちにくいと言われます。 過剰な日本の除菌ブームは、腸内フローラの健全な形成を妨げるという指摘もあり、行き過ぎと言えるかもしれません。

悪玉菌が増えすぎればお腹の中に腐敗物質も増えてしまい健康に悪影響を及ぼしますが、悪玉菌が全てにおいて悪かといえばそうでもなく、善玉菌の手に負えない病原菌を排除してくれることもあったり、悪玉菌がいないと善玉菌の働きも鈍るという側面もあるのです。

細菌同士は陣取り合戦をして競合もしていますが、お互い協力し連係プレーによってビタミンやアミノ酸、酵素、ホルモンなど健康維持のためになくてならないものを合成しているといわれていますので、悪玉も善玉も日和見もバランスが大切だということです。

つまり、お腹の中を善玉菌優勢にすることも大切ですが、腸内フローラのバランスを整えながら、
細菌の種類と数を増やすことも重要なポイントになるということですね。

腸内細菌の働きは、人間の健康に大きく関わっており、腸内フローラを善玉菌優勢のバランスに保つとともに細菌の種類や数を増やすことが健康を維持するためにはとても大切なのです。

チェック 乳酸菌や善玉菌のエサが腸内フローラを改善する

お腹の中の善玉菌を増やし、細菌のバランスを良好な状態にするためには、善玉菌が活性化し、悪玉菌が活性化しない環境に整える必要があります。

乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維は酸を作る善玉菌を増やし、腸内を悪玉菌が住みにくい酸性に傾けてくれる

そのためには、腸の働きを良くして便秘を改善し、腐敗物質の滞留を防ぐとともに、アルカリ性の環境を好む悪玉菌の住みにくい環境にする、つまり、腸内を酸性に傾けることが非常に有効なのです。

乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は乳酸や酢酸など酸を作って、腸内を酸性に傾けるだけではなく、酸が腸に刺激を与え蠕動運動を活発にしてくれるのです。

そこで、注目されているのが、腸内フローラを整え、健康維持に有益な働きをする

  1. 乳酸菌など、腸内の善玉菌を活性化させる菌やそれらを含む食品や製品

    生きて腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌などを含むヨーグルトや乳酸菌飲料、乳酸菌サプリ、
    チーズ、ぬか漬け、味噌、キムチ等

  2. 胃酸で分解・吸収されず腸まで届き、善玉菌のエサとなって活性化させる食品成分

    オリゴ糖や食物繊維豊富な食品。(ゴボウ、ニンニク,タマネギ、大豆、ハチミツ、きな粉等)

などを摂ること。

そして更に、効果が期待できるのは、腸内に住んでいる善玉菌の働きを助ける有用菌(1)と善玉菌のエサ(2)をともに摂る食生活です。

どちらか一方だけを取り入れるよりも、善玉菌の増殖と悪玉菌増殖の抑制を相乗効果によって、加速させ、腸内フローラの改善に大きな影響を与えるとして、近年、特に注目されています。

チェック! 善玉菌+善玉菌のエサを摂ったら腸内フローラのバランスが改善しました

長年悩んだ娘の頑固な便秘を解消したオリゴ糖

管理人の若い娘はオリゴ糖を摂ることで1ヶ月という短期間で腸内フローラが大幅に改善され、便秘症状を解消することができました。

長女の便秘を解消したオリゴ糖はこちら

一方、若くない管理人は、オリゴ糖だけでは、残便感や硬いコロコロ便を解消するまでには至りませんでした。

そこで、現在最も整腸効果が期待されている「乳酸菌+オリゴ糖(善玉菌のエサ)」の摂取を実践したところ、徐々に便が柔らかくなり、ついには自然なお通じを取り戻すことができました。(様々な乳酸菌を試し、半年程時間がかかりましたが)

ただし、より便秘解消効果を高めるためのポイントもあります

オリゴ糖は腸内に住む善玉菌のエサとなり、活性化、増殖させるため、
オリゴ糖を日常的に摂ることは、多くの方の腸内環境を改善する有効な手段となります。

しかし、乳酸菌は人それぞれのお腹に合う合わないといった相性がありますので、
より良い効果を実感するためには、自分に合った乳酸菌を摂取することが大切です。

またに、「なるべく多くの量をとる」「なるべく多くの種類を摂る」ことで効果を高めることができるといわれています。

さらに、外部から摂取した乳酸菌は腸内に長期間留まることは無く、いずれ便と一緒に排出されてしまいますので、常に摂り続けていないと腸内フローラの良好なバランスを保ち続けることはできません。

つまり、「毎日継続して摂る」ことも非常に大切なポイントとなるのです。

面倒なことが苦手な管理人はサプリメントを利用することで、手軽にこれらの条件をクリアすることができましたので参考にして下さい。

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まとめ

腸内フローラ(細菌叢)を形成する細菌のバランスは、人それぞれ異なります。

また、遺伝的な要素だけでなく、食事やストレス、服薬、年齢等の後天的要素によってバランスは変化し、身体の健康を左右するだけでなく、心の健康にも影響を与えます。

健康を維持するには、腸内細菌の数を増やすとともに善玉菌優位にバランスを整え、良好な腸内フローラを保つことが大切です。

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