ウォシュレットで便秘解消の落とし穴
ウォシュレットの水流で肛門付近を刺激して便意を催し排便している、
という人、いますよね。
中にはもはやウォシュレット無しでは排便できない!
外出先でも絶対ウォシュレット付きのトイレを探す!
なんて状態になっている人も。
更に、携帯用のウォシュレットを持ち歩くというツワモノもいるようです。
別に薬で無理やり出しているワケじゃないし、特に問題ないのでは?
と思うかもしれませんが、実はこのやり方、毎日、毎回続けていると、
便秘を更に悪化させることがあるので要注意です。
そもそも便意とは、便が直腸に入ることで自然に催すもの。
便意が起こった時にトイレに行かず(行けず)我慢を繰り返すと
便意を感じなくなる場合があり、便秘の原因になります。
ウォシュレットを使わないと排便できない、ということは
便意を感じなくなっているのと同じこと。
つまり、便秘と同じなんですね。
更に、ウォシュレットを使いすぎると、肛門付近の皮脂の洗い流し過ぎに
つながることがあるので要注意。
その上トイレットペーパーでこすりすぎれば、油分が抜けて乾燥し過ぎ、
皮膚炎を起こした状態(肛門掻痒症)となり、治療が必要になります。
また水圧を強くすると、便器内で水はねが起こり、細菌感染の
危険も出てきます。(ノズルには自浄装置がついているとはいえ
完璧ではありません。また便器内には細菌が付着しています)
細菌ではウォシュレット依存症という言葉も使われる程、
頼りにしてしまっている人が増えていますが、排便はあくまでも
自然にスルリが健康の証。
食事や運動改善、ストレス解消等、ウォシュレットに頼らずとも
スッキリできる体を目指しましょう。
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