乳酸菌とアトピー(アレルギー症状)

アトピー性皮膚炎の原因とアレルギー反応の起こり方

最新のアレルギー対策として乳酸菌サプリやヨーグルトが注目を集めています。

乳酸菌のどのような働きが、アトピーや花粉症等のアレルギー反応を抑えるのでしょうか。

アトピーの子供

アトピーは主に身体に侵入した異物に対抗するために免疫細胞が過剰に反応するT型のアレルギー疾患です。

(身体が抗体を作り出し、抗原抗体反応が過剰に起こる)

一般にアトピーというとアトピー性皮膚炎と理解している方が多いようですが、アトピーはT型(即時型)のアレルギー反応によって起こるアトピー性皮膚炎をはじめとした、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、食物アレルギー等の総称です。

T型アレルギーの人は、センサーの働きをする抗体(IgE抗体)を体内で必要以上に作ってしまう体質を遺伝的に受け継でいるのです。

成長とともにアトピーの症状がアレルギー性鼻炎やぜんそくに変化

アトピー性皮膚炎の原因については、乳幼児では食べ物が大きく関係しており、年齢を重ねるにつれ、ダニ、ハウスダストなどの 環境アレルゲンに反応していき、反応が起こる場所も腸から呼吸器系に変化する傾向があるようです。

小さな子供に食物アレルギーが多いのは、消化吸収能力が未熟で、抗原となるアレルゲン食物(タンパク質)がアミノ酸に分解吸収されずに腸管までたどり着いてしまうことが原因だと考えられています。

また、痒いところを掻く刺激やストレスなどは症状を悪化させる大きな要因になります。

ちなみに、子供のアトピー性皮膚炎の年代別の有症率は、

4カ月児(12.8%)  1歳半児(9.8%)   3歳児(13.2% )   小学1年生(11.8%)
小学6年生(10.6%)   大学生(8.2%)

となっいます。(平成12−14年度 厚生労働省調査)

T型のアレルギーの反応を簡単に説明すると

アレルギー反応の起こる仕組み

  • 食物やハウスダストなどの抗原(アレルゲン)が体内に入ると、リンパ球・Th2細胞がB細胞に抗原を捕らえるIgE抗体を作らせる。

  • 抗体が化学伝達物質を貯めこんでいる肥満細胞(マスト細胞)に結合。

  • 抗体とマスト細胞が結合した状態で再び侵入してきた抗原とくっつくと、抗原抗体反応が起こり、刺激された肥満細胞からヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が放出。

  • 化学伝達物質が毛細血管を刺激して、粘膜を過敏にするためアトピーなどのアレルギー反応が起こる。

といった過剰な抗原抗体反応が起こるのです。

つまり、Th2細胞に過剰反応を起こさせなければ、アレルギー症状を引き起こす原因となるIgE抗体の産生も抑制することができるのです。

Th2細胞の過剰反応を抑えるには、同じリンパ球・Th1細胞が重要な役割を果たします。

Th1細胞が活性すると、Th2細胞の活性が抑えられるといったように、病原菌を攻撃するTh1細胞とTh2細胞それぞれがお互いをを牽制し、免疫バランスを保ってます

従って、Th2細胞に必要以上に抗体を作らせない見張り役であるTh1細胞が活性すればアトピーなどのアレルギー症状も軽減されるということです。

乳酸菌が免疫バランスを整えて、アレルギー症状を改善する

乳酸菌はTh1細胞を活性化する働きがあることが確認されています。

乳酸菌のアレルギー改善効果

つまり、乳酸菌がTh1細胞を活性させることで、Th2細胞の過剰な活性を抑え、免疫バランスを整えることが出来るというわけです。

さらに、乳酸菌は腸管の粘膜でアレルゲンの体内侵入を阻止するIgA抗体も活性化させるため、異物に反応する免疫細胞への接近を事前に阻止して、アレルギー反応の頻度を減らすことに貢献してくれます。

このように、乳酸菌が活発に働けば、アレルギー反応を低減する効果も期待できるのです。

また、腸内環境が悪化して、腸の働きが悪かったり、腸壁が傷つき荒れた状態になると、アレルゲンが体内に侵入する可能性が高まりますので、腸を健康な状態に保つことは大切です

50年程前にはアトピー性皮膚炎や花粉症、アレルギー性鼻炎などアレルギー疾患に悩まされる人が、いませんでした。アレルギー疾患増加は食の欧米化などで、腸内環境が悪化したことが原因だと指摘する医師もいます。

腸内環境を整え、腸の働きを良くするためにも、乳酸菌は重要な役割を果たしてくれるのです。

 確認された乳酸菌のアレルギー改善効果

乳酸菌のアレルギー疾患を改善する効果が試験によって実証された

乳酸菌が免疫細胞を刺激し、免疫バランスを整えれば、侵入物に過剰反応する免疫異常も抑えるということを裏付ける、様々な試験結果も確認されています。

乳酸菌のアトピー性皮膚炎に対する効果を世界に知らしめたのはLGG乳酸菌ですが、この乳酸菌を家族にアトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、ぜんそくなどの発症歴のある妊婦に与えたところ、赤ちゃんのアトピー発症率が非投与に比べ半分に抑えられたという調査結果があります。

また、全国アトピー友の会の会員にGG株ヨーグルトを摂取(200ml×1か月)してもらったところ、36%の方の皮膚症状が改善したという報告もあります。

薬を使わず、食品の摂取でこれほどの効果があるのなら、何よりですね。

多くの試験結果からも、乳酸菌で免疫バランスを整え、善玉菌優位な健康な腸を保つことは、アトピーや花粉症などのアレルギー性疾患の予防や改善に効果を発揮するといえそうです。

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